さだまさし

1952年、長崎市出身。'73年、グレープとしてデビュー、『精霊流し』『無縁坂』が大ヒット。'76年にソロとなり、『秋桜』『関白宣言』『北の国から』など数々のヒット曲を生み出す。2008年7月にはソロコンサートが3600回に達し、作家としても『精霊流し』『解夏』『眉山』等のベストセラー小説を世に送り出し注目を集めている。'08年5月に4作目の書き下ろし小説『茨の木』を上梓、同年6月よりデビュー35周年記念コンサートツアーを開催中。

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from さだまさし
 「うたづくり」は厳しい、と思うことがある。「佳い歌」という魚を求めて自分の胸の中に釣り糸を垂れる釣り人のようだ。
 いや、まことにもの凄いことになった。何と言ってもここで「私の魚」を調理してくれる人々はどの人も一流の「料亭の主人達」である。この宴に並べられるものは、まさに究極の料理であり、至高のメニューだと思う。こうしてこのアルバムの中で名店の料理長達が選んだ「食材」はご承知のように僕の海で釣れた魚や、僕の畑で育ったものばかりである。故にこの幸福感を表現する言葉を探すことはとても難しい。
 僕はここで、このアルバムを聴いてくださるあなたと共に、同じテーブルに座り、自分の作った食材が素晴らしい料理に変貌して目の前に並べられる幸福に浸ればよいのである。
 このアルバムに関わってくださった偉大な料理人達に感謝しながら、これを共に味わってくださるあなたにお礼を述べるばかりだ。

 幸福な宴にようこそ。